【ポケモン紹介part2】菜原御用達の水Zマリルリ【サイクルからトリルアタッカーへ】
↑サムネ用
菜原です。記事作成してる時点ではS14の期間中ですが、今期も構築が煮詰まりそうにないのとシーズン終盤に時間をがっつり取れそうにないので、すでに撤退ムードが漂っております。
そこでpart1以降全く書いてなかったポケモン単体記事を書きたいと思います。今回は自分がいつも愛用している水Zマリルリについて書いていきたいと思います。
↑なんかサイズ違うけどいいやw
マリルリについて
マリルリはS14の3月13日の時点で使用率40位のポケモンです。
第6世代ではフェアリータイプが追加されたことで、水・フェアリー複合の固有のタイプになったことや腹太鼓とアクアジェットの両立が可能となり使用率上位に名を連ねていました。
第7世代では強力なカプシリーズの一員のカプ・レヒレや御三家のアシレーヌの登場で相対的に使用率が低下してしまいましたが、各々の役割範囲や物理、特殊の違いや耐久値の違いによって差別化がされており以前強力なポケモンであると思います。
上の画像はPGL(2019年3月20日時点)の技の使用率と持ち物の割合です。草食型には今回触れないので、力持ち型だけで見ると技構成はアクアジェット/じゃれつく/高火力水技(滝登り、アクアテールも含め)@1という構成が主流のようです。持ち物はハチマキ型とチョッキ型、ノーマルZorオボンの腹太鼓型の3大派閥に分かれていると言えます。
今回紹介するのは使用率4.4%の水Z型です。まず水Z型についての利点と欠点を書いていきたいと思います。
ステータス&調整案
水Zマリルリについて
☆利点
1.高いサイクル破壊性能+打ち分け
一発限りではあるが通りの良い水技が超火力で放つことが出来るのは非常に大きな魅力。また、ハチマキ型とは異なり技を切り替えることが出来るため、Z後にHPをやや残した相手に対してアクアジェットで縛れるのはかなりの優位点。
2.カバルドンを確一
起点づくりのカバを含めハチマキ型ではカバルドンはアクアブレイクで一撃で倒すことはできない。カバルドン側もそれを知っているため、高確率で居座ってくることが多い。しかし、水Z型の場合カバルドンをHB特化含め一撃で仕留めることが出来る。
3.サイクル要員+トリルアタッカー
構築で重くなりがちなバシャーモ、サザンドラ、ジャラランガ、ウルガモス、ダスト持ち以外のゲッコウガなどに対応しつつ、ポリ2、クレセリアなどでサイクルを回しつつもトリックルームで攻めに転じることができるのが強力。水Z型の場合打ち分けができる分トリルアタッカー性能は非常に高い。
4.役割に合わせたカスタマイズ性(努力値調整&サブ技の選択)
努力値だけでもバシャーモを含め物理受けに重きを置いたAB振り、XYの両方のリザに対面対応するAD振り、腹太皷を採用しサイクル性能を残しつつ受けサイクルへの破壊性能を高めたHAS振りなど、努力値の振り方だけでも大きく役割を変えることが出来る。
またサブの技も交代読みで刺す馬鹿力や叩き落とすはもちろん、強引に相手を流したり詰め筋になるほろびの歌やタイミングは難しいが一気に試合を決める腹太皷も採用できるのはハチマキやチョッキ型にはない魅力だ。
☆欠点
鉢巻なしではアクアジェットが無振りバシャーモに対して65.8%~78.7%、H4振りウルガモスに対しても74.5%~89.4%と縛り性能自体は高いが、一撃で倒すことはできない。その点では鉢巻ではないことに対する大きなデメリットであるといえる。
2.高いカスタマイズ性≠役割範囲の広さ
利点4に対して相反することではあるが、マリルリ自体の種族値は決して高くないため、物理耐久を削ることでバシャーモに対して不安定さが生まれたり、物理耐久に厚くすると特殊が脆くなるなど決して万能なポケモンであるとは言えない。パーティ内で明確な役割を持たせることが重要。
技考察
確定技
アクアテールorアクアブレイク
じゃれつく
アクアジェット
選択技
上から書いてある順に優先度が高いという訳ではなく、持たせたい役割に応じて選ぶとよい。
ばかぢから
ほぼほぼ対ナットレイ用だと考えているため個人的にはハチマキ用の技という印象はある。ナットドランに一貫する点は優秀。ダメ計は以下の通り。
vsH180B185ナットレイ(ガッサの剣舞マッパ耐えきのみナットレイ) 61.1〜72.2%
はたきおとす
ほろびのうた
はらだいこ
Zでは使わないため、基本的に交代読みか低火力相手に使う。水Zと併用する事でマリルリより低速で止めてくるポケモンを分からせることができ、受けに対しての回答になり得る。選択肢の中では一番強力な技だがこれを採用するからにはSもある程度振った方が良いことから本来のサイクル性能を削らなければならないのが欠点。
・ダメ計(A +6アクアテールZ)
vs防御特化ドヒドイデ 125.4〜147.7%
vs防御特化ナットレイ 120.9〜142.5%
相性の良いポケモン
オススメはマンダ受け要因の物理受け型にトリルを採用した個体かHCのトリル型。ポリ2の苦手な格闘や叩き落とすを受けつつ、終盤にトリル展開にスイッチすることが出来るため強力。HB物理受けにトリルを採用するのも、HDマンダを安定して倒すために使えるためマリルリが居なくとも普通に有用だと思います。
こちらもトリル要因+マンダ受けとして。ただ、現環境ではマンダには必ずと言っていいレベルでガルドがいるので正直微妙かも。
マリルリが苦手なポケモンに対しての引き先になれる。めざ炎を採用すればナットレイにも強く出れるようになる。また、運が絡むが最速起きを考慮しなければ後攻胞子→マリルリ出しでサイクル戦にかなり圧をかけられるようになる。
・電気受け
必須です。
過去記事
水Z型マリルリを採用した自分の構築を載せておきますので参考程度に。