菜原のポケモン記録

菜原(@nahara_poke)がポケモンの構築記事、単体記事、その他雑記などを書いています。リンクはフリーです。

【USUM-S11使用構築】マンダナットドランwithカプZテテフ【最高1970】

S11お疲れ様でした。久々に構築記事を載せたいと思います。

レート2000を超えない限りは構築記事は出さない予定でしたがマンダ軸の中でも結構アレンジを入れた構築だと思ったのと、おそらくもう使わないと思うので流すことにしました。

 

【使用構築】

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【構築経緯】

S9時代にカバマンダを考察している時に、飛行ワンウエポンのボーマンダをどのようにすれば通りやすくするかと考えた結果、相手の鋼を非常に誘いつつ強制的にHPを3/4削ることができるカプZを持ったテテフとの相性がいいのではとひらめいた。ただ、S9はシーズン終盤だったこともあり、構築を煮詰められないままお蔵入りになってしまっていた。

そこでS11では再び同様の考えで構築を組んだ結果、写真の水ロトムの部分をカバルドンにして戦っていたが、あまりにもゲッコウガやレヒレが辛く、カバルドンが単なるクッションにしかなっていなかったので水ロトムに変更した。

結果として構築としての安定性が増したことで勝率は高まり2000越えも当時はいけるとと思っていたが、カバルドンが居なくなったことで初手にグロスを投げられることが急増したせいで(テテフで削る戦法がグロスに対してできなくなった)対グロスへの勝率が落ちたり、襷ランドからのめざ氷バシャがどうしようもなくなったりと徐々に欠陥も見え始め100戦以上の間1900を維持はしたが1960台~1970の試合を毎回落とし続け、最後は力尽きた。

ポケモン紹介】

 

ボーマンダ@メガストーン

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特性:いかく→スカイスキン

性格:いじっぱり

実数値(努力値):195(196)-178(52)-101(4)-×-101(4)-152(252)

        ⇒195(196)-189(52)-151(4)-×-111(4)-172(252)

技構成:おんがえし/りゅうのまい/みがわり/はねやすめ

 

本構築のエース。ただマンダを止められるポケモンが2体いるだけで選出を渋る性格なので選出率がそこまで高くなかったりする。毎回メガの選出が低いのが自分のよくあることなのでもっと信頼していくべきである気がする。

調整はマンダミラーや100属やガブリアスの上をとりたかったため、準速にした。ただ、それでもマンダーミラーで上を取られることも多々あったので早いマンダが増えてるなあという印象だった。HPは身代わり4回張りつつなるべくHPを確保、無振りミミッキュを確定で落としたかったのでA52振り。DL調整は断念した。

通る試合は無難に強かったし、テテフのお膳立てから相手を崩壊させる試合もあり強かったが、何もできずに腐る試合も多々あり思ってる以上に使い方が難しいポケモンだった。

 

ロトム(ウォッシュ)@ウイのみ

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特性:ふゆう

性格:おだやか

実数値(努力値):157(252)-×-128(4)-132(52)-160(148)-113(52)

技構成:ほうでん/ハイドロポンプボルトチェンジ/おにび

 

パーティの便利屋。調整意図はおだやかにしてゲッコウガヒレへの安定性の増加、コケコの10万Z耐え調整。Sは無振りランド抜き、残りC優先B余り。

主な役割対象はゲッコウガ、レヒレグロスなど。マンダを一時的に受けてもらったりもした。自分が当たるメタグロスが当たり前のように思念を持っていて泣いた。ゲッコウガは草Zでない限りは悪波3連怯みを決めた試合以外は勝ったので安定性は非常に高かった。草Zもある程度並びで予想して立ち回った。

ただ、ウォッシュロトムの個人としての種族値があまり高くないのにも関わらず、あまりにも便利だったので頼り切ってしまったのがあまり良くなかったかなあという感じです。

 

ヒードランとつげきチョッキ

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特性:もらいび

性格:ひかえめ

実数値(努力値):191(196)-99(4)-126(0)-130(172)-127(4)-114(132)

技構成:オーバーヒート/ラスターカノン/だいちのちから/がんせきふうじ

 

構築記事皆勤賞のヒードラン。ただ今回はいつもの眼鏡でなく、ガルドやテテフへの受けを安定させたい意味でチョッキを採用しました。調整はHP16n-1、Sはがんせきふうじ1回で霊獣ボルト抜き。Cは残りでアーゴヨンを大地でなるべく仕留められるようにした。炎技はD特化ガルド以外を一撃で倒せるオーバーヒートにした。個人的にはマグストの方が好きなのでそっちにしてもよかった気はした。

チョッキにしたことでいつもの眼鏡での破壊力は鳴りを潜めてしまったが、岩石封じの使用感とにかく良く、Yは勿論、リザードンXにも岩石→大地で足りない火力を補えたり、ガモスを安定して倒したり、ミミッキュ剣舞に合わせたり、起点回避ととにかく便利だった。

カバマンダを使っている時はこの枠はガルドがベターなのかもしれないが、使い慣れや対ガルドガモス的な意味でもドランにしてて良かったと思う。

 

ナットレイ@フィラのみ

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特性:てつのトゲ

性格:のんき

実数値(努力値):181(252)-118(28)-183(124)-×-149(100)-22(最遅)

技構成:ジャイロボール/タネマシンガン/やどりぎのタネ/のろい

 

パーティに一体は入れないと気が済まない防塵枠+ミミッキュへの対抗枠。調整はだいぶ昔に作った個体なのであまり覚えてないが、ガッサの剣舞マッパ耐え+ミミッキュ剣舞ゴーストZ耐え調整をしたことだけは覚えている。ただ普通に2剣舞されたり、HA馬鹿力型にも出会ったり対策として機能していたかというと微妙。グロスもアムハン持ちが多く出すのにはなかなか勇気が必要だった。

また、ボーマンダを倒す勝ち筋が少なかったのでのろいを採用している。これはかなり機能したが、こっちのボーマンダを通す意味でもステロも欲しかったという印象。

 

カプ・テテフ@カプZ

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特性:サイコメイカ

性格:ひかえめ

実数値(努力値):175(236)-×-96(4)-180(190)-136(4)-126(84)

技構成:サイコキネシス/10万ボルト/しぜんのいかり/ちょうはつ

 

マンダと供に今回の構築のスタートになったポケモン。Sは準速ガッサ抜き、耐久調整も役立つ場面が多々あったが、もう少しHD寄りにしてCSゲンガーのヘド爆耐えまで振れば良かったと思う。ただ、Sを割いてしまった故にランドロスのステロ展開が防げなくなったので一長一短。

コンセプトとして、とにかく相手の鋼を削っていくことを中心に置いた。ムーンフォースサザンドラマニューラ以外にうちたい相手が居なかったので、自然の怒りの後に回復実を食われると厄介なテッカグヤを意識し、激流ゲッコウガへの打点にもなる10万ボルトを採用した。

また、後続へつなげるだけでなく挑発+カプZが受けへの崩し(特にラッキー)として非常に強力であったため、純正の受けルに対してはこの構築では勝率100パーセントだった。調整は見直す必要があるが、鋼の役割集中を狙うパーティには是非お勧めしたい。自分が受け側でこんな技構成だったらキレてそうですが…w(実際にTwitterで被害者らしき人がちらほらいた)

 

フェローチェきあいのタスキ

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特性:ビーストブースト

性格:ひかえめ

実数値(努力値):146(0)-×-57(0)-207(252)-58(4)-203(252)

技構成:きあいだまむしのさざめきれいとうビームちょうのまい

 

この構築で一番強いと思ったポケモン。単純にテテフで削ってからのフェローチェやタスキで一発耐えて蝶舞で逆に切り返すのが強かった。また、タスキを持つことで対オニゴーリに対して身代わりか守るをするときに交換して、守るのタイミングで蝶舞→さざめきで逆に起点にすることができ、オニゴーリが選出された試合も全勝することができ、ある意味気持ちよく試合することが出来た。

テンプレだとこの技構成のフェローチェは格闘Zが一般的であり、その方が抜き性能も高いのだがどの道ミミッキュ、ガルドには止められるし、メガルカリオとかも気合玉を素でうってるのでそんなに問題ないかなと思った。そもそも、気合玉を打つ場面はわりと少なかったりする。対受けルはテテフ+フェローチェ+ドランorマンダで大体何とかなる。

 

【基本選出】

あんまり意識はしてないですが大雑把に分けるとこんな感じです。

①マンダを通す選出

テテフorロトム+マンダ+何か

テテフのカプZなどで相手の鋼を強引に削りそのままマンダで倒していく、またはロトムの鬼火で起点を作りボルチェンで逃げてマンダで舞っていく選出。何かの部分は相手の積みエースを止められるポケモンが多い。

②テテフフェローチェ

テテフ+フェローチェ+ドランorナット

フェローチェの通りが良さそうな時やまたは勝てる気がしなそうなグロス軸に対して出すことが多い。ラストにはリザードンケアのドランかミミッキュ対策のナットが多い。

③サイクル選出

マンダロトムナットドランから3体。(テテフフェローチェも出すときは出すけど)

積んでいくより上記4体でサイクルを回した方が勝てそうだと判断した時の選出。サイクル好きなので水ロトムを採用して以降は結局この選出が多かった気がする。テテフやフェローチェも場合によっては出します。

 

【重いポケモンor構築】

フェローチェ

1対1で対面勝ちできるのが水ロトムとテテフのみ。しかも蜻蛉で当然逃げられる。

正直フェローチェミラーを制するしかないのでそういった意味ではかなりの欠陥部分だと思う。

サザンドラ

テテフのムーンフォースを切ってしまったばかりにとても重くなってしまった。グロスも重いのでサザングロスフェローチェ で半壊させられなければだいたい負けます。

カビゴン

突破する手段が少なく割としんどい。フェローチェをうまく着地させれれば大した問題はないが…

メタグロス

ロトムナットレイでどうにかなると思っていたが、全人類が思念の頭突きとアームハンマーを持たせててあまりにもきつかった。この状況ではマンダの相方が大体ガルドなのも仕方ない気がする。

・襷ランド&バシャーモ

ステロ撒かれて、バシャーモがめざ氷を持っていたら負け。

 

【結果&感想】

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正直2000超えてない限りわざわざ載せる意味もないと思いますが、一応写真撮ってた中でで一番高いのは載せておきます。(1970は取り忘れました…w)

正直今期は運に恵まれない試合が多かったなあというのもありましたが、1960台で負けてそのまま連敗→また戻る→連敗を繰り返していたのでもうちょっと落ち着いてレートするべきだったなあと思いますw

とはいえ、カプZという性質上再戦ではやや不利で構築上の問題点もだいぶあったのも事実ですし、まだまだ実力の足りなさを痛感しました。

 

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