菜原のポケモン記録

菜原(@nahara_poke)がポケモンの構築記事、単体記事、その他雑記などを書いています。リンクはフリーです。

【ガラルビギニング使用構築】キョダイマックスオーロンゲ軸積みサイクル【最高最終1804ー73位】

菜原です。今回はガラルビギニングで使用した構築記事となります。

キョダイマックスオーロンゲを使いたくて構築を組んだのですが、キョダイマックス以外は何も変わらない状況でランクマッチで試運転した結果、2000位くらいから1万位まで順位を落とす酷い有様で開幕当初はそこまでやる気がなかったのですが、大会では思いの外良い成績が出たので反省点とともに公開したいと思います。

調整はそのまま載せてますが割と適当なところが多々あったので注意。(改善点は提示してます)

 

目次

 

使用構築

f:id:naharahiziri:20191209002335j:plain

 

構築の経緯

ランクマッチでは壁貼りオーロンゲを軸にした積み+受けの2軸構築を使用していたが、環境の変化(オーロンゲ+トゲキッスの流行)により壁貼りオーロンゲを読んだプレイングや選出をされるようになってしまった。

そこで、大会ではキョダイマックスのオーロンゲf:id:naharahiziri:20191209031452p:plainが使えることも有り、オーロンゲをビルド型にして別のポケモンを使って壁を貼って積んでいったり、ステロを撒いてキョダイスイマをうっていくのが強いと思い軸を決定した。

まず、壁貼り役としてオーロンゲが呼ぶドリュウズなどの鋼悪物理にリフレクター+鬼火を撃ててオーロンゲと並べることで壁からの弱保型と誤認させられそうなドラパルトf:id:naharahiziri:20191209045141p:plainを採用。(瓦割も無効)

次に積みポケモンの選定を行った。まず、壁と相性が良くランクマッチでも愛用していたマジガ弱保シンボラーf:id:naharahiziri:20191209045440p:plain(後に個別記事出すかも)を採用。この2体だとミミッキュに弱すぎるので露骨なメタとしてパルシェンf:id:naharahiziri:20191209045802p:plainを採用。最後にまだミミッキュへの不安があることや、ダイマックスの仕様上2体目のポケモンがストッパー性能を有する必要があったためミミッキュf:id:naharahiziri:20180419125400j:plainを採用した。

最後にステロ展開も入れたかったので、ステロ要員の選定を行ったところ、炎打点が少なからずほしかった点と7世代後期にパルシェン入りの構築で使われていたHDコータスが役割に合致していると考えコータスf:id:naharahiziri:20191209045536p:plainを採用して構築が完成した。

 

ポケモン紹介

オーロンゲ@たべのこし

f:id:naharahiziri:20191209021316p:plain

性格:やんちゃ(ミント使用でいじっぱり補正に変更)

特性:いたずらごころ

実数値(努力値):193(180)-163(68)-117(252)-×-96(4)-81(4)

・調整元

yakkun.com

HP:16n+1(食べ残し効率最大)

HB:物理意識

A:高いA種族値を意識し、補正をかけ余り

技構成:ソウルクラッシュ/DDラリアット/ビルドアップ/みがわり

キョダイマックスオーロンゲを使おうと思ったのが大会前日だったので、急遽手に入れた固体。時間が無かったのでポケ徹に載ってた調整をパクった。評価が低いが物理を起点にしたいのと、元々高いA種族値を活かすために攻撃に補正はかけたいので調整自体は良いと思う。ただ、ラプラスロトムを意識したHD調整や多少S調整もしても良かったかなと思う。

動かし方としてはこんな感じで

①(壁展開が多い)ある程度ビルド身代わりで積んだ後に身代わりがとけたらダイマックスして暴れる

②ステロを撒いてからキョダイスイマで場を荒らしていく

③(非推奨)無理なポケモンが来た時にキョダイスイマ⇒ダイウォールで無理やり起点にするか突破する

ダイマックス技のキョダイスイマは決まれば滅茶苦茶強かった。環境的に後続で出しても壁貼りオーロンゲだと思われるのか身代わりやビルドを許してくれるプレイングをする人が多かった。

技に関しては特殊もある程度起点にできるようになるソウルクラッシュは確定として、悪技は不意打ちも欲しい場面があったがそれ以上にアーマーガアで受けようとして来る人が多かったので、鉄壁を積まれても起点にして勝てるDDラリアットを採用した。ニンフィアが重ければじごくづきにするのも有りかもしれない。

ドラパルト@ひかりのねんど

f:id:naharahiziri:20191209020315p:plain

性格:おくびょう

特性:すりぬけ

実数値(努力値):187(188)-×-104(68)-120(0)-95(0)-213(252)

HB:命の球ミミッキュの+2かげうちを高乱数耐え(いらない)

技構成:たたりめ/おにび/リフレクター/ひかりのかべ

壁貼り役として採用。こいつに限った話ではないが対戦相手に多様な型を警戒させることのできる壁貼りは強いと思う。オーロンゲと組み合わせるなら電磁波の方が良いという声もあるかもしれないが、オーロンゲ読みで出されるドリュウズを意識していることや、出されやすい悪タイプのイカサマ持ちにも刺さるので鬼火を採用しました。

ネックなのは自主退場技がないため、壁ターンを削られやすいこと。のろいもあるが、攻撃技を切る勇気は流石になかった。

攻撃技はたたりめにしたが、たたりめの火力増大より普通に汎用攻撃として使いたい場面が多かったのでシャドーボールの方が良かったと考えている。

調整は何を考えたのか、陽気ミミッキュ剣舞球影うちを高乱数で耐える調整をしたが、その弊害で臆病スカーフサザンドラの悪の波動で中乱数で落ちてしまうので普通にHS振りにするのが良いと考えている。

ミミッキュ@いのちのたま

f:id:naharahiziri:20191209021408p:plain

性格:ようき

特性:ばけのかわ

実数値(努力値):131(4)-142(252)-100(0)-×-125(0)-162(252)

ASぶっぱ

技構成:じゃれつく/シャドークロー/つるぎのまい/かげうち

実は本ブログの構築記事(7世代)では一度も登場していなかったミミッキュ。無難に強かった。7世代の頃は積み構築にミミッキュを入れるのは弱いと感じていたが、環境が回ったおかげなのか起点を作って剣舞したミミッキュを止められるパーティが1600台では特に少なかった印象があった。また、ダイマックス環境で積み構築の2体目にはストッパー性能がある程度求められるので今後も積み展開ではお世話になりそうな気がしている。

調整はテンプレ。今の環境でアタッカー型は陽気以外の採用はありえないと思っている。今後環境が変わるにつれ7世代のABミミッキュのような耐久調整が生まれるのかは気になるところである。

コータス@オボンのみ

f:id:naharahiziri:20191209021839p:plain

性格:おだやか

特性:ひでり

実数値(努力値):175(236)-83(低固体値)-165(20)-105(0)-134(252)-40(0)

→ブロムへキシン1個しか使ってなかったので実際の個体は防御が2低いです()

HP:16n-1調整+残りHDぶっぱ

技構成:ほのおのうず/あくび/ステルスロック/じばく

USUM後期に現れたステロ撒きコータス。選出画面でもミミッキュと並べることでトリルっぽく見せている。ドリュウズ地震も一発耐えたり、ウォッシュロトムのドロポンも日照り+オボンのみのおかげで2発耐えるのが優秀。

最初は炎打点も欲しかったことから採用したはずなのに、ポケ徹をながめていたら、炎の渦でコータスに打点が無いポケモンをキャッチして自主退場するムーブが強いと思い、Aの固体値がなるべく低い奴を採用し、今作から復活したじばくを採用した。しかし、これがミスの一つ目でそれでもじばくの火力が思ってた以上に高かったため、起点になるポケモンを倒してしまうことも発生し、素直にオーバーヒートや火炎放射などを入れるべきだったと考えている。しかし、炎の渦⇒あくびでゴースト以外は確定で眠らせられる動きはとても強かったのでここは良かったと思う。ラム持ちは滅びろ。

パルシェンきあいのタスキ

f:id:naharahiziri:20191209022156p:plain

性格:ようき

特性:スキルリンク

実数値(努力値):125(0)-147(252)-201(4)-×-65()-134(252)

ASぶっぱ

技構成:つららばり/ロックブラスト/からをやぶる/こおりのつぶて

本構築最大のミスのポケモン。構築段階で異様にスカーフドラパルトやスカーフサザンドラを警戒して陽気にしたうえで、こおりのつぶてまで採用してしまった。大会中はそれ以上にドリュウズなどに対しての水打点が無いことに苦しむ場面ばかりでコータスの起点作成が無ければかなり使いづらい感があったのは否めなかった。この構築で使用するのであれば、氷のつぶてをアクアブレイクにし、タスキも火力強化アイテムに変えたほうが強い気がしている。

それ故に選出率は圧倒的最下位で1650を超えてからはほとんど選出していない気がするが、選出画面では活躍してくれたと感じており、相手のミミッキュの選出率が割と落ちたのではないかと考えている。

タスキパルシェンを使っていると、今作では使えるのかは正直微妙だがバリアーパルシェンが恋しくなってくる。

nahara.hatenablog.com

シンボラーじゃくてんほけん

f:id:naharahiziri:20191209022410p:plain

性格:おくびょう

特性:マジックガード

実数値(努力値):148(4)-56(a0個体)-80(0)-155(252)-80(0)-163(252)

CSぶっぱ(スリップダメージが効かないのでH4振り)

技構成:エアスラッシュ/アシストパワー/コスモパワー/はねやすめ

ランクマッチで愛用していた子。詳細は後日個別記事にて書く予定。(書く気が失せたらここに追記します。)

相手の耐久型メタとして採用している。

耐久にも振りたいのだが火力も素早さ(ミミッキュの1上)もギリギリであるため、耐久は壁任せでCSぶっぱにした。

この大会ではサニーゴと合い見えなかったが、ランクマッチでは時々サニーゴと持久戦になるのでこいつだけはa0個体を用いている。

 

選出関係

基本選出

①壁展開

ドラパルト⇒積みポケ4体から2体選出

②ステロ展開

コータス⇒積みポケ4体から2体選出

③壁ステロ両方選出(稀)

コータス+ドラパルト(どっちから選出するかは相手次第)⇒積みポケ4体から1体選出

VSラプラス

ドラパルト⇒オーロンゲのソウルクラッシュでビルドの起点に(なるべく雨を降らせたくはないところ)

コータスも出来れば入れたい

滅びのうた持ちは知らない

VS受け構築

コータスシンボラー@1

選出率

1位オーロンゲ

2位ドラパルト

2位コータス

4位ミミッキュ

5位シンボラー

6位パルシェン

 

成績

f:id:naharahiziri:20191210200639j:plain

最高最終1804

73位

こういう画像を用意してくれると、詐称してないって証明できてとても良いですねw 

まとめ

ランクマッチでは全く勝てなかったので、どうなることやらと思いましたが思いの外勝てて良かったです。

ランクマッチと違うのはやはりキョダイマックスオーロンゲの存在で、キョダイスイマがあるという前提でプレイング出来るのと出来ないのではかなりの違いがあるとレートが1700超えたあたりで感じました。

構築の理解度であったり、パルシェンコータスの技構成についてもう少し煮詰めていれば序盤の余計な負けを減らせて本戦を狙いに行くこともできたのではないかなあと思います。

 

余談

初めて大手の実況者であるペリカンさんとマッチングしました。一度は対戦してみたかったので嬉しかったです。なお…

f:id:naharahiziri:20191209044819j:plain

試合はオーロンゲをヌオーで受けて、弱保発動したシンボラーをドラパルトで流され、40分を超える泥仕合と化しました()

大会の試合を相当数あげるらしいですが(10本分くらい?)、流石に採用されないだろうなあ…w