菜原のポケモン記録

菜原(@nahara_poke)がポケモンの構築記事、単体記事、その他雑記などを書いています。リンクはフリーです。

【SV-S16使用構築】ハバカミ展開晴れホムラ【最終317位】

 菜原です。仕事のほうがかなり忙しくなってしまいまともに潜れてないシーズンが大半で、SV環境が難しいのも相まって1年ほど記事を書いてない状態が続いていましたが、久々にレート2100チャレンジくらいまでは最高レートが上がったので備忘録も兼ねて簡易的な記事を書こうと思います。

目次

使用構築

構築の経緯

 SV環境に入ってからテラス択による対戦の複雑化による対戦相手との認識がまるであってないような試合が頻発することや、単純にポケモンをできる時間が減ってしまっていたことによる対戦練度の不足が顕著であると感じたため、得意戦術の積み構築の中でも特に機械的な動きができるS15で32位のセルフ晴れ木炭ウガツホムラを軸に構築を組みたいと感じた。(記事は無断リンクです…、問題がありましたらすぐに消します)

fukada1215.hatenablog.com

 原案では晴れ要員はエルフーンであったが、今期採用することを踏まえると晴れ展開をすることが選出画面では分からないようにすることが大事だと考えたため、晴れ要員として日本晴れ⇒古代活性でS上昇⇒おきみやげで自主退場の流れができるハバタクカミを晴れ要員とした。また、ウガツホムラの突破力を上げるために必要なステロ要員は原案のブリジュラスを使っていたが、ステロ1点読み挑発をされたり、初手ガチグマや襷水ウーラオスに荒らされるケースが多く、途中安定してステロを撒けるブエナサケブシッポを使ったりもしたが、悪だくみサーフゴーの吸引力が強いのもネックなのもあり、結果的にメンタルハーブを持たせた耐久調整光の壁持ちブリジュラスを採用した。

 ここからは裏選出になるが、ウガツホムラを出せない相手であるランドロス、ディンルードヒド、キョジオーン、受けループに強く出れる、身代わり瞑想ラティオス、ブリジュラスの光の壁と合わせることで実質両壁状態になり強い積み展開が期待できることと、ラティオスでカバーできていないイダイトウ入りや砂パや雨パに強いグラスシードゴリランダーを採用。最後に裏選出2体の後続として選出しやすいイバンイダイトウを採用して構築が完成した。これらの3体はウガツホムラを出せるBIG6系統の構築の中でもやや来てほしくない水テラス水ウーラオスをけん制する仕事も兼ねている。

構築コンセプト

①相手目線選出画面では見えない範囲から超火力で攻める。

②裏選出する狙いの相手を絞って、それに強い積みポケモンをそろえる。

③ウガツホムラ軸は選出できる相手でも無理な型はあるのでそこは割り切る

ポケモン紹介

作成時間の都合上、ポケモンバトルメモリーズの画像をそのまま貼ります。
起点作成⇒表選出⇒裏選出の順番です。

ブリジュラス@メンタルハーブ(どくT)

〇調整意図

  • HB:意地特化水ウーラオスインファイトアクアジェットをほぼ耐え(98.05%)、意地パオジアンのつららおとし+聖剣をほぼ耐え(99.22%)
  • HD:特化ガチグマの大地の力+真空波を壁下で確定耐え、Dダウンした場合中乱数で耐え(58%)
  • S:麻痺した最速スカーフ100族抜き

 この構築を使う上でステロか麻痺を撒けなかった時点でほぼ負けになり、メジャーなポケモン相手にはステロだけで1体捨てるのも裏選出の時は特に苦しくなるので、それを意識した構成のブリジュラスにしました。
 ステロ撒きのブリジュラスを使う上で困ったのが、①ステロ撒きを1点読みして挑発を撃つ初手ポケモン、②インファ+アクジェの水ラオス、③大地+真空波のガチグマ、⓸怯みで無理やり突破を狙うパオジアンやイーユイなのでその内①は道具、②は耐久調整、③は壁を最初に貼ることで行動回数を増やす、⓸もパオジアンも耐久調整、イーユイはどうしようもないので怯まずに電磁波を当てることを願うことで対策としました。
 技は起点作成用の電磁波ステロと、ガチグマ対策兼後続用の光の壁、最後に攻撃技はハバカミへの打点とディンルー相手などにとっとと退場してほしいのでてっていこうせんにしました。テラスは格闘、フェアリー半減の毒。
 調整の意図した通りに動いてくれて中々使いやすかったですが、電磁波を撃たないと始まらないような試合で外して1ターン目で試合が終わることも多々あったのはご愛敬でした。とはいえ、テラスに依存しないステロ撒きとしては断トツで強いので今後も使ってそうな気がします。

ハバタクカミ@あついいわ(でんきT)

〇調整意図

  • HB:陽気ウーラオスの水流連打をほぼ耐え(99.98%)
  • HD:特化ガチグマのノーマルTブラッドムーン+真空波を高乱数耐え(85.55%)
  • S:最速110族抜きと相手の初手ブエナカミ(HB型)を抜く意識で振りました

 ウガツホムラへつなぐための晴れ要員、耐久調整はブリジュラスに光の壁を仕込む前にした調整のため、Dを減らしてもう少しBに割いた方が良かったと思う。基本的には日本晴れ⇒おきみやげで行動し、欠伸やアンコール、の危険性があるポケモンは挑発を絡めたり、先にブリジュラスと合わせて1体倒せそうなときは祟り目で攻撃したりする。攻撃技はサーフゴーへの打点を意識してシャドボにしても良かった気がする。
 日本晴れを撃った後、相手の技選択が急に遅くなることが多かったので型の匿名性に一役買ったのと純粋にハバカミ自身も素早くなるので、次のおきみやげやちょうはつでしっかり仕事ができたのが良かったです。テラスタイプはハッサムと相手の初手が電磁波撒きで事故りたくないときのために電気にしました。

ウガツホムラ@もくたん(ほのおT)

 原案そのままのウガツホムラ。晴れ下の竜舞後の炎120技はすさまじい火力が楽しかったです。記事の通りBIG6系統の構築や高耐久の水、岩タイプ、ランドロスがいない構築には積極的に投げていきました。
 朝の陽ざしの枠はおきみやげと相性の良い身代わりも試してみて、こちらもそこそこ強かったのですが、補助技はちょうはつで回避できる上にディンルー相手なども考慮すると、大回復できる朝の陽ざしのほうが良いと思います。
 この型のホムラを使う上で気をつけた方が良いことは、晴れのターン確認とヒートスタンプで問題ないのに大憤激を押して負け筋を作らないことですかね。一応ヒートスタンプは接触技なのでそこも注意。

ラティオス@たべのこし(はがねT)

〇調整意図

  • C:ステロ込みでハバカミをラスターパージ2発で倒せそうなライン(適当)
  • S:最速100族抜き
  • 耐久:なるべく高く

 構築の経緯通り、ランドロス、ディンルードヒド、キョジオーン、受けループに強く出れる枠として採用。この型だけだと数値的にはラティアスのほうが良いかもしれませんが、ラスタパージの性能とラティオスの顔をして身代わりをするのが強いと思ったのでラティオスにしました。
 最初はウーラオスを意識してHBにもっと寄せていましたが、ハバカミやオーガポンに対して火力不足を感じることが多くCにある程度振ったら、よく分かんないような調整になってしまいました。
 当初は出せる範囲が狭いと思っていましたが、初手のブリジュラスが強烈にランドロスを誘うので鋼+浮遊の身代わり瞑想を差す展開に簡単に持ち込みやすいことに気づいてからは選出率が格段に高くなり結構強かったです。ブリジュラスの麻痺待ち身代わり連打は決まれば強いですが、最初からやるには不安定すぎるので極力次で紹介するゴリランダーを先に展開したりする方が多かったです。

ゴリランダー@グラスシード(ほのおT)

〇調整意図

  • HP:16n+1
  • A:特化
  • S:無振りランドロス抜きから+3、麻痺した準速スカーフ100族抜き
  • 残りD

 最初はイダイトウに強くて、ハバカミに求められないという理由だけで採用しましたが、ジュラルドンの光の壁との相性が良好で他にもホムラが出せないほかの天候パにも強いのも良く、想像していた数倍は強くて裏選出のエースになっていました。
 副産物としてゴリランダーを採用してから、ウガツホムラ選出できつい水テラスの耐久振りウーラオスの被選出率が大幅に減ったのが良かったです。
 技は10まんばりきをはたき落とすにしたい気持ちがかなりありましたが、そうするとタケルライコがきつくなりそうなのでこのままで良かったと思います。

イダイトウ@イバンのみ(みずT)

〇調整意図

 裏選出の3番手として採用されたイダイトウですが、テンプレはフェアリーですが、ゴースト弱点を消せればいいと思っていたのとアクジェのリーチを伸ばしたかったので水にしました。それに伴い、Sを振ってないカイリューを抜かせた方が強いと思いSに少しだけ振りました。
 3番手のポケモンとは言いましたが、状況を見て2番手で出すのも普通に強く単体で見ればかなり強かったです。ただ、この構築がディンルーが重すぎて初手でイダイトウを出すことが何回かあったり、裏選出がトドロクツキが重すぎたので変えるならこの枠かな思っています。

選出

・表選出

①ブリジュラス⇒ハバタクカミ⇒ウガツホムラ

・裏選出(積みリレー、どちらも状況見て強く通せそうなとき)

②ブリジュラス⇒ラティオス+ゴリランダー

・裏選出(積み対面選出)

③ブリジュラス⇒ラティオスorゴリランダー+イダイトウ

・対受け

ラティオス+ゴリランダー@1

・表選出ができないディンルー入り

⑤イダイトウ⇒ブリジュラス、ラティオス、ゴリランダーから2体

結果と感想

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 最高125位でレート2100チャレまでは来ましたが、7時台のあたりからブリジュラスが怯まされ続けたり、電磁波が当たらずいきなり試合が終了するような下振れが続いてしまい、勝ちきれませんでした。とはいえ、こういう構築を使っている以上の宿命ではあるので仕方ないと思います。

 最近は仕事の負担が半端なくて中々ポケモンを深く考察できる時間や対戦をたくさんこなす体力がなかったのですが、今回は心理的にも気が楽な構築だったので楽しく対戦することができました。中々今の環境下で上を目指すのは難しいかもしれませんが、勝ちを狙いつつも対戦自体を楽しめるような構築を使っていきたいなーと思います。