S12お疲れ様でした。ここまで長くなるとは自分自身思っていませんでしたがS7ぶりにレート2000を超えることができました。さらに自身の最高レートを2028から2075に更新、最終の最高レートも更新することができ、久々に満足のする結果を残せました。いつもはサイクル構築を中心に使用していましたが、今回使用したのはバンギラス軸の積みサイクルです。サイクル戦をする気が無いのに名前はサイクルなのがいつも不思議です。
(訂正)積みサイクルというよりは積みリレーの方が正しいみたいです。タイトルも変更しました。
使用構築
↑バレンタイン版のクレティアほんと可愛い。画像のウルガモスの持ち物がウイのみになってますが正しくはイアのみです(どうでもいい)
構築の経緯
今期の中盤あたりからサイクルを回して受けることに辟易してきたため、前から使ってみたかった積み構築を作ることに挑戦してみた。いつもサイクル構築を使っている時に思うのが竜舞バンギラスはを止めるのが難しいと感じており、舞ったバンギラスは主要3メガ(ボーマンダ、リザードン、メタグロス)に対して一撃で仕留められるため、バンギラスの前に壁を貼ってお膳立てすれば最強なのではないかと思いエースをメガバンギラスに決定した。
サブの積みエースとしてはバンギラスを止めるポケモンに強いパルシェン、パルシェンと相性が良く鋼に打点があり、耐久水を相手にできるように調整したウルガモスを採用した。
壁貼りの相方はまずコケコを考えたがバンギラスとは弱点が被ったり、カバルドンやランドロスにステロを撒かれたくなかったため、ジャローダを壁貼り要員として採用した。
これだけだと初手ジャローダが読まれやすいし、特に相手の初手ゲンガーがあまりにもしんどくなるので初手のステロ要員としてZ枠も余っていたことから最速飛行Zエアームドを採用した。
最後の枠はミミッキュを採用していたが、ミミッキュは随所にメタられているため積み構築に入れるのはあまりにも弱いと感じ別のポケモンを入れることにした。
そこでエアームド始動で選出したときにステロからあくびでかき回したり、電気無効でバシャーモに対面勝ちできるポケモンなどを考えた結果、自分が過去に大会で統一パを作成したこともあるくらい好きなトリトドンが条件に合うと思い採用に至った。
ポケモン紹介
今回は積み構築ということで実際の並び順ではなく、先発要員→積みエース→補完の順に紹介します。今回はいつものポケモンのGIFではなくアローラフォトクラブの写真を撮りたくなったので撮ってきました。
先発要員
ジャローダ@ひかりのねんど
特性:あまのじゃく
性格:おくびょう
実数値(努力値):175(196)-×-115(0)-95(0)-123(60)-181(252)
技構成:リーフストーム/ちょうはつ/リフレクター/ひかりのかべ
先発壁要因として採用した。ちょうはつは襷ランドなどの対策で入れている。最初はちょうはつではなくへびにらみを採用していたため、ゲッコウガのれいび→みずしゅりけんを大体耐える調整をしていたのでそのまま使っていたが、普通にHSぶっぱでいいと思う。
コケコとは異なり相手の初手襷ランドロス展開をしっかり防いだり、壁を貼った後にリーフストームを連発すること相手に悠長な壁ターン稼ぎをさせないことが非常に強かった。
ちょうはつがあるおかげで相手がどくまもガルドでジャローダを見ようとしていた時や単純に舐められたときは起点づくりなのに3タテすることも時々あったのが面白かった。
稀に後述のエアームドで始動した場合、後続に置いてステロを撒いてから壁貼りをすることもある。
エアームド@ヒコウZ
特性:がんじょう
性格:ようき
実数値(努力値):145(36)-128(220)-160(0)-×-90(0)-134(252)
技構成:ブレイブバード/がんせきふうじ/ちょうはつ/ステルスロック
第2の先発要員。単なるASぶっぱではなく、多少耐久に振ることでゲッコウガの波乗りorれいび→みずしゅりけんを3発ほどまで耐えるように調整している。積みアタッカーにZ枠がいないため、飛行Zを持たせている。何より特筆したいのがZ技を持つことでただ起点づくりをするのではなく、ステロを撒くよりも対面のポケモンを倒すことを優先する方向にシフトもできるので、積み構築でありながら対面構築的動きもできるのが便利だった。また、岩石封じからの飛行ZでHSゲンガーも倒せるのでジャローダの苦手なポケモンに強いのもメリット。
耐久に振ってない分受けルのエアームドより倍柔らかいイメージなのでそこは注意。
積みアタッカー
バンギラス@メガストーン
特性:すなおこし⇒すなおこし
性格:ようき
実数値(努力値):175(0)-186(252)-131(4)-×-120(0)-124(252)
⇒175(0)-216(252)-171(4)-×-140(0)-135(252)
今回の構築のスタートとなったエース積みアタッカー。竜舞したバンギを止められるポケモンは少ないと思っていたが、止められるポケモンが環境トップ(1位と2位と5位)に君臨しているので受けループは止めるのが難しいのに一般のパーティには止められやすい奇妙な立ち位置にいる。しかし壁を貼ることでミミッキュや物理特化木の実以外のランドロスは強引に突破できるのでスペックが凄まじく高かった。
また、3枠目の技に悩んでいたが、身代わりを持たせることで壁を貼った時に強引に残したり、状態異常回避、壁を貼っていない時にミミッキュZを透かすことでミミッキュを突破したりも出来るので非常に使用感が良かった。
ちなみにHS振りにすることでカバルドンの地震も壁込みで身代わりを残すという頭おかしい性能をしているのでHS振りも一考の余地があるかもしれない。
ウルガモス@イアのみ
特性:ほのおのからだ
性格:ひかえめ
実数値(努力値):191(244)-×-86(4)-174(28)-137(92)-138(140)
技構成:ほのおのまい/ギガドレイン/サイコキネシス/ちょうのまい
対鋼用であったり、ミミッキュにもそこそこ強く、1舞後にカプレヒレの水Zを確定耐えまでHDに割くことでパルシェンの天敵である耐久水を起点にできるようにした。Sは1舞で135族抜き調整。
素でも舞えるスペックを持っているが壁との相性が非常に良く、2,3舞を決めて3タテする試合がよく発生した。
きのみガモスのテンプレの技構成はサイキネでなくめざ氷だと思うが、めざ氷が欲しいポケモンはパルシェンの起点になり、サイキネを入れることで構築で重いバシャーモ、ドヒドイデの打点であったり、リザXに止められづらくなる。
次のパルシェンもそうだがステロがとにかくきついので初手から撒かせないようなパーティ構成となっている。ほのおのまいは機嫌次第だが、攻撃しながら積める技は希少なので変えられないと思っている。
パルシェン@フィラのみ
特性:スキルリンク
性格:わんぱく
実数値(努力値):156(244)-133(140)-223(20)-×-66(4)-103(100)
・発案者(無断リンクです問題がありましたら削除します><)
・調整元ミミッキュやランドロス、できればギャラドスを起点にできる積みポケモンがいないかなと適当に色んなサイトを巡っていたら見つけてしまった。調整は役割対象への安定性を求め、Bに補正をかけた方がいいと判断したためポケ徹に載ってたのを採用させてもらった。最初は鉄壁でいいかと思っていたが、せっかくなのでバリアーを自力で遺伝し育成した。パルシェン自体はミミッキュやランドロスに強いことはもちろん知っているが、砂嵐で襷がつぶれるのも含めどうしても使いづらそうなイメージがあり、採用をためらっていたがまさかミミランドはおろかギャラドス、メタグロス、クチートまでも起点にしてしまう積みアタッカーになれるとは思わなかった。動かし方についてはリンク先の方が詳しいのでそちらを見るとして、動かし方に慣れるまではそれなりに時間がかかった。後述するが、パルシェンを含めこの構築はとにかく急所があまりにも致命的である。そのため最初はできるだけからやぶを最小限にとどめようとした結果、後続のスカーフテテフに普通に上を取られたりして、何度もプレミを1800台で繰り返していたが、慣れていくうちにその強さがよく分かるようになった。サブウエポンは個人的にアクブレ推奨。耐久水はロクブラがあってもきついし、ギャラドスやハッサム、マリルリはつららばりやアクブレでも倒せる。2000チャレンジでもパルシェンを採用するまではきつかったギャラドスを起点にして無双したので、採用して正解だったと思う。
補完枠
トリトドン@たべのこし
特性:よびみず
性格:ひかえめ
実数値(努力値):215(228)-×-107(148)-134(76)-109(52)-60(4)
技構成:だいちのちから/れいとうビーム/じわれ/あくび
ほぼエアームド始動の時に出番のあるポケモン。採用理由は構築の経緯の通りエアームドと相性補完が良く電気無効、バシャーモに弱くない枠、あくびをうてる等が理由。何でもあり大会でトリトドン統一で潜るくらいにはトリトドンが好きだったのでガチの対戦環境で入れることが出来たのが嬉しく思っている。あくびを阻害するコケコレヒレにも強めなのは嬉しい。
調整はバシャーモのとびひざ耐え&返しの大地の力で確一調整。出す条件があまりに限られているので選出率は一桁%レベルだが、出した試合はしっかり活躍し、積みエース前の前座であるムドートドンで試合が終わることやトリトドンが3タテする試合もあり、採用自体は間違っていなかったと思っている。(以上2000到達した時までの感想)
…しかし、2000帯に入ると仮想的のバシャーモ等とは全くマッチングしないし、あまりにも選出率が低かったため、2000帯ではこの枠を変えて戦った方がもっと上を目指せたのではないかと感じている。
基本選出
今まではサイクルすることが多かったのであまり意識することはなかったが、今回は積み構築であるため、選出のパターンを予め決めていた。
先発
・単純に壁を貼りたいとき(壁を貼れば強引に突破できそう)
・相手の初手ステロ要員が目に見えている時。
・ステロを撒きたい構築のとき
・相手のステロ要員がエアームドより遅い時はこちらでも
積みアタッカー
基本的に以下から2体。
エアームド始動の時
積みアタッカー1体を通したいときはエアームドでステロを撒いてジャローダで壁を貼ったりトリトドンであくびループ等をしたりもする。
…要するにトリトドンの選出率は滅茶苦茶低いですw
重いポケモンor構築の問題点
・急所
壁構築あるあるではあるが、壁を貼っている時の急所は予測ダメージの3倍になるので避けては通れない悩みの種である。特にパルシェンはバリアーを積みながら何回も攻撃を受けるので常に死と隣り合わせの綱渡りである。(パルシェンは固いので急所受けても大丈夫な時も割とあるが)
積み構築の天敵。上手く対面処理or積み技で択勝ちなどうまく処理したいところ。
バンギを先制で縛ってくるので常に存在がちらつく。パルシェンは先に展開してバリアーを積んでおけば問題なし。
・スカーフランドロス
パルシェン以外がかなりきつい。構築段階で見極めたいが難しい。
ステロを阻害したいけど挑発要員は両方ドランの天敵。パルシェンはヒードランの前で殻を破りたくない、ウルガモスは言わずもがな。今まで構築記事皆勤賞だったドランにとても選出時に圧力をかけられた。
・ランドロス+ゲンガー
初手襷ランド対策にジャローダ投げるか、ゲンガー対策にエアームドを投げるかのじゃんけん大会を余儀なくされる。
一度だけ当たったけど3積みエースの誰も勝てないし無理すぎて泣いた。
おまけ
バンギラスは完全に止められるし、フェアリーが構築にいないため一見辛いように見えるが、壁を貼ったウルガモスで起点にしたり、パルシェンで先に展開したり、エアームドを残してヒコウZで強引に仕留めたり、と対処方法は割と存在しそこまで苦戦しなかった。というか、メタられすぎたせいか片手で数えられる程度しかマッチングしなかった。
この構築の積みアタッカー全員がオニゴーリに強いのにも関わらず選出してくる相手がそこそこいてビビった。麻痺した状態で合わせなければむしろ格好の起点であったが、それでもいきなり回避を上げられたり、ぜったいれいどをいきなり当てられたりで負けた試合もあるので恐ろしいポケモンである。自分は使ってても楽しくないので相手のゴーリ対策の名目以外で使う気はありませんがw
結果、感想
200試合目ぐらいで1750まで落ちてしまった時にこの構築に変えました。
最高は画像の2075で自分自身のこれまでの最高レート2028を大きく更新することが出来て嬉しいです!今まで自分はサイクル構築しか組めないような人でしたが、それ以外の構築でも2000に乗せることが出来たのが何よりよかったです。人間欲深いもので最高レート更新中に負けたら撤退しようと思っていたのにも関わらず、最後に2075から連敗して終わってしまったのは心残りですが、次シーズン以降はレート2100を目指していければなと思います。来シーズンはこの構築を改良するのか、それともサイクルに戻るのかは未定ですが。
QRレンタル
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-91BC-48FA
来期同じ構築を使うにしても改良するつもりなのでQRレンタルを作成してみました。
単純に構築を使ってみたい方やバリアーパルシェンを試してみたい方は是非使ってくれるとうれしいです。
割と選出と動かし方に慣れがいるパーティなので勝率は低くなると予想してますw
Twitter @nahara_poke